地脈

第7回取手市長賞作品

作品名
:地脈(ちみゃく)
作者名
:今村 敏雄(いまむら としお)
制作年
:1998年
材質
:緑大理石、蛇紋石
規格
:高さ100×幅250×奥行20センチメートル
展示場所
:戸頭駅ロータリーMAP

平成10年度第47回東京藝術大学卒業制作作品展出展作品

【作者コメント】
自分の作品で一番大切にしているコンセプトは、“日本独特の美意識”です。例えば日本庭園の中で使われている苔蒸した自然石、その苔は自然に生息していただけではなくお米のとぎ汁とかを使って成長させていたり、日本家屋の中で使われている畳のサイズも日本独特のものである。そういう“日本独特の美意識”は、現代の一般生活の中でも多く用いられています。
現在の日本はいろんなことが多様化してきていると思います。自分もその中で生活しているので否定はしませんが、日本で生まれ、日本人として育って、日本の環境に親しんできた自分の心の奥底には常に“日本独特の美意識”が存在していて、それを深く追求する意味で今回の作品を作りました。